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◆ 負けない打撃理論 2009/07/20(月)
7月20日(月) ナゴヤドーム○ 中日 4 - 3 広島 「負けない打撃理論」 ![]() 昔、野球の先生にこう言われたことがある。 「バッティングが上手くなりたいなら、自分が凄いと思うバッターの真似をしなさい。」 当時、私は先生のこの話を聞き、迷わず打撃フォームを神主打法に代えてみたが、残念ながら大きな成果は得られなかった。 「先生の嘘つき!全然落合になれねぇじゃん!」 当時の私は期待を裏切られた気持ちで一杯になったが、今になってよくよく先生の話を思い返してみると、 先生はあの時、ある重要な注意事項を話していたのを完全に忘れていた。 そう言えば、「注意するように」と口を酸っぱくして言われたは、単に憧れの選手の姿・形だけを真似るのではなく、「何故打てているのか?」を注意して観察しなさいという事だった。 ・・そうか。そういう事だったのか。今なら・・・今なら先生の言っていた意味がわかる。 ただ残念ながら、当時の私は先生の言っていた注意事項を完全に無視してしまったため、 野球は上手くならないが、なぜか落合のものまねだけがメキメキ上達するという奇妙な選手になってしまった。 あの時の失敗は繰り返すまいと一念発起し、今、私が習得を目指しているのが「和田一浩の打撃理論」である。 そう、私とて未だに”現役”の野球選手である。むしろ「上手くなりたい」という向上心は幼かったあの頃よりも強いかもしれない。 和田理論を習得し、草野球の大会で大ホームランをかっ飛ばす。そんな日を夢見て私は日夜、和田のバッティングを研究した。 単純に考えれば、和田という選手のバッティングフォームは”ものまね”する事自体はさほど難しくない。 ただ、姿・形を真似ただけでは、落合の時の二の舞である。直接的な技術向上には一切繋がらない。 「今度こそは絶対に技術を盗んでやる!」 和田のバッティングの映像をDVDに撮りためて、打席内でのアプローチから、足の運び方、腰の回し方、細部に渡るまで細かく研究していくと、和田一浩の”飛ばせる理屈”が少しずつではあるが理解できるようになってきた。 ![]() まず、和田一浩というバッターは究極の「レベル・スインガー」だという事だ。 バットヘッドの部分を如何なる時でも水平上に出せるバッターなのである。 和田のバッティングは不自然にヘッドが下がったり、バット全体の軌道がブレたりすることがほとんど無い。 トップから真っ直ぐスパーン!と最後までバットが振りぬけている。 ローボールへの対応もこの基本軸は崩れない。小手先のヘッドの上げ下げで対応するのではなく、身体の重心ごと下げて、バットの軌道は変えないという強引とも言えるスタンスを取っている。 ![]() *赤のゾーンを打つ時は、バットの軌道はそのままで重心を下げる そのため、時折とんでもなく不恰好な形で打っているように見えてしまうが、 あれは如何なる時でもバットを水平上に出すという「和田理論」の中で考えれば全く不自然な形ではなく、むしろ忠実な対応なのだ。 ボールを一本の線で捉えて、ボールの軌道とバットのラインを合わせ、どんな時でも「強く」「真っ直ぐ」振る。そして最後の一押しでクイッと手首を返す。 バットを真っ直ぐ出せるという絶対的な確信があるのなら、ボールとのラインさえ合えば強い打球が打てる。 このライン合わせの技術が卓越してくると、極端な話、ボールを腹の前まで呼び込んで打てるようになるのだ。 ヘッドを遅らせてボールの下を擦り挙げるようにして右方向へ飛ばすという和田独特の打法は、 この徹底した「レベル・スイング」の理論が確立しているからこそ成し得る業なのである。 差し込まれても、詰らされても、結果的に最後は勝つ。 和田一浩の究極の打撃理論は”負けない打撃技術”の最高峰である。 みなさんもバッティングセンターで実践してみよう。 ラインだけきっちり合わせてヘッドを遅れ気味に出してみる。そして水平上に早く強く振りぬく。 すると、差し込まれているはずなのに「あれ・・・こんな飛ぶか?」という打球がたまーに飛びます。 |
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