2009/04/22(水) 11:22:03 | URL | #-[ 編集]
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◆ アンブレラスライダー 2009/04/21(火)
4月21日(火) ナゴヤドーム○ 中日 2 − 1 阪神 「アンブレラスライダー」 ![]() 朝倉健太という投手は、その年によってフィニッシュボールが変わる投手である。 通常、投手における”フィニッシュボール”とは普遍的なものである。 野茂や佐々木のフォークボール。今中や工藤のカーブ、山田久志や高津のシンカーなどなど、 かつての大投手達は自身の代名詞とも言える必殺のフィニッシュボールを唯一無二の武器として成功を得てきた。 だが、朝倉という投手はそのフィニッシュボールがその年によってコロコロ変わるという非常に珍しいタイプの投手である。 入団当初の朝倉は150キロを越える威力満点のストレートを武器に戦う投手だった。 その朝倉が飛躍を遂げたのが”フォークボール”をマスターした2002年。 谷繁に「佐々木と同等レベルのフォーク」とまで言わしめたフィニッシュボールを武器に先発ローテに定着し11勝を挙げた朝倉は一気にその名を轟かせた。 その後、右肘の剥離骨折という大ケガを負い、一時は投手生命すら危ぶまれたがそんな朝倉を再び表舞台へと押し上げたボールが”シュートボール”である。 打者の胸元を鋭くエグるこの高速シュートを武器にローテーション投手として復活。 かつてのフォークで三振を奪う投球スタイルを一変し、シュートで詰まらせて打ち取るという新たなスタイルを確立。2006年に13勝、2007年に12勝を挙げドラゴンズ投手陣の柱を担う存在に成長した。 だが、またもケガの魔の手が朝倉を襲う。 昨年7月に右腕の血行障害が発覚。発症原因が不明だったこともあり、復調への道が危ぶまれた。・・が、またも朝倉健太はマウンド上に舞い戻った。 フォークでもシュートでもない新たなフィニッシュボール「スライダー」を武器に。 朝倉のスライダーは奇抜な変化をする。 通常のスライダーと言えば、真横にスライドしていく横変化のスライダーか、縦方向に回転させて落とす縦変化のスライダーだが、 朝倉のスライダーは一度浮き上がってから、斜めの方向に曲がっていくという、カーブの属性を色濃く含んだスライダーである。 このスライダーは元々朝倉が使っていた球種だが以前までのスライダーは変化が緩く、打者の目先をかく乱させる用途に使ういわゆる「繋ぎ」のボールだった。 しかし今年の朝倉は、このスライダーが”フィニッシュボール”として使えるまでに進化しているのだ。 それを証拠に、今日の試合では阪神打線がこのスライダーに全く手が出ない。 打ち急いでは内野ゴロ。見逃せばコースギリギリのストライク。結局最後まで捉えることを許さなかった。 「傘・・みたいなスライダーだな。」 私の印象はこれだった。 よく鋭い変化球を「消えるようだ」と形容されることがあるが、朝倉のスライダーは打者の目から消えてはいない。 阪神の打者は確かに目では追えている。しかし、ボールを見極める寸前「ボールか?」「ストライクか?」というところで傘の・・・ ![]() の部分でストライクゾーンの端を「ガツッ」と引っ掛けていくような、そんな印象が残るのだ。 具体的に絵で表すのならば、こんな感じだ。 ![]() ギリギリのところでストライクゾーンに絡みつくような変化。なだれ込むように通過するとでも言うべきか、 とにかく今日の朝倉のスライダーは素晴らしいキレを見せていた。 フォークで名を馳せ、シュートで出世。そして紆余曲折を経てついに手に入れた魔球「スライダー」 若様。あなたの夢見た「天下」が見えてきましたよ。 コメント ◆若様!!
天下…!見えてきましたね!!なんか読んで感動しちゃいました!!
2009/04/22(水) 11:22:03 | URL | #-[ 編集]
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