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◆ 終わらない唄 2009/05/12(火)
5月12日(火) 岐阜○ 中日 6 − 3 ヤクルト 「終わらない唄」 ![]() 最優秀中継ぎ賞3回。最多セーブ2回。10年連続50試合登板。3年連続40S。4年連続30S。シーズン最多46S。 救援投手におけるすべての栄光を手にした男に、また一つ新たな栄光が加わった。 通算200セーブ。 2004年にストッパーに転向してからわずか6年目での200セーブ達成は、驚異的なスピードである。 今日は鋼鉄の左腕・岩瀬仁紀のルーツを探ってみよう。 ドラゴンズの地元、愛知県西尾市に生まれた岩瀬。 高校時代に県大会でノーヒットノーランを記録した事以外は、特に目立った実績の無い岩瀬だが、幼少期の岩瀬に関する貴重な証言を聞くことが出来た。 ドラゴンズの重鎮であり、同時に私のお師匠さんでもある木俣達彦さんの話によると、 木俣さんが少年野球復興のために主催し、あのイチローも少年時代に参加したという「木俣杯」に当時の岩瀬少年も出場していたというのだ。 木俣さんに当時の岩瀬の印象を聞くと・・・ 木俣さん「いやぁ、全然覚えてない。」 まぁそれも当然の話で、まさか西尾市の平凡な野球少年の左腕が、20年近い時を経て球史に刻まれるほどの鉄腕になろうとは、この時は夢にも思わなかったはずだ。 そんな平凡な少年が何故ここまで”特別な投手”へと変貌したのだろう。その答えは岩瀬の特別な投法にある。 岩瀬の投げ方は一般的には「アーム式」という投法に分類される。 アーム式は腕を伸ばしたままテークバックし、肘が前に出ない投法で、科学的に見ると腕の使い方の効率が悪いとされ制球が定まりにくく、肩、肘の負担も大きいと言われる。 では、何故、岩瀬はその「アーム式」でここまで成功出来ているのだろう。 少なくともアーム式に関する「制球が定まらない」「故障しやすい」という定説は、岩瀬には全く当てはまっていない。 岩瀬の投法は、一般的にはアーム式に見えるが実はそうではないのだ。 岩瀬の投球フォームをじっくり見ているとあることに気付くはずだ。 そう。顔が凄いのだ。いや、ホントに投げている時の岩瀬は凄い顔をしている。(参照→●) 大変失礼な言い方になるが、あえて言うなれば顔にパンストを被せて、3塁側方向から引っ張っているような、 漫画・ドラゴンボールでたとえるならば魔封波を喰らった時のピッコロ大魔王のように強い遠心力を受けて「うぎぎぃーっ」ってな感じの顔だ。 それほど強い力で引っ張られるように岩瀬の顔は動く。 前々から思っていたことなのだが、なぜ毎回、毎回こんな顔になるのか・・・・ その答えは、岩瀬が「体幹」で回っているからに他ならない。 体幹。つまり腕だけでなく腹筋、背筋、胸筋、足の筋肉を含むすべての体の軸を捻りながら力を生み出しているのだ。 身体全体でボールを巻き込んでいると評するのが正しいだろう。 岩瀬の肩、肘を心配する声はルーキーの年以来、絶えなく聞こえてくるが、 身体全体で投げる体幹投法と、万全のケアを今後も続ける事が出来るならば、この伝説に終わりは無い。 もうここまで来たら行けることまで行こう。岩瀬仁紀は前人未到の地に足を踏み入れる資格を持つ男である。 さっそく皮算用してみよう。このままのペースで行けば岩瀬は何歳で伝説の記録に辿りつくことが出来るのか? ![]() 11年後の2020年。 そのころには、現代医学はどれほど進んでるだろうか? もう自動車は空を飛んでいる頃だろうか? 花束を掲げる48歳の鉄腕投手は今日のような満面の笑みで笑っているだろうか? ● コメント コメントの投稿 トラックバック
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